20代から始まる
体型の変化とは?
ちょっとの油断が将来の贅肉に繋がる…!?
一生をかけて変化し続ける女性の体。肌にはハリがあり、女性としてもっとも美しいボディラインを有する20代には、どのような体型変化が起こるのでしょうか。
20代で起こる体の変化って?
女性の体は、女性ホルモンの分泌量に伴い変化していきます。女性ホルモンは10代から20代にかけて分泌量が増えて、16~18歳くらいで成長がとまり、大人の体つきになります。
20代前半はホルモンバランスもまだ不安定で、月経の量が多かったり少なかったり、生理の期間が長かったり短かったりという月経異常や、生理前にイライラしたり頭痛や肌荒れを起こすPMS(月経前症候群)などに悩まされる人も多いかもしれません。
そうしたホルモンバランスによる不安定さがある一方、肌にハリもあり、もっとも美しいボディラインをもつ時期でもあります。
10代の頃から少しずつ変化してきた女性の体型は、20代のスパイラルポイントである24~26歳くらいになると完成形を迎え、ここからまた新たな変化が起こり始めます。
筋肉量のピークは20代!筋肉が減少していく
きれいなボディラインを維持するためには、ある程度の筋肉量が必要です。一見痩せていても、筋肉量が少ないと皮膚がたるみやすくなってしまいます。20代のうちは、無理なダイエットで体重を落とす人も多いかもしれません。しかし、筋肉量は20代をピークに30代からは落ちていく一方です。20代のときに筋肉量が少ないと、歳を重ねてから、握力が低下したり歩くときに手すりが必要になったりする「サルコペニア」という症状が出る可能性も。健康でスリムな体づくりには、筋肉量の蓄えが欠かせません。
まず衰えるのは下半身の筋肉
全身の中でも、はじめに筋肉量が落ちていく部分は下半身の筋肉です。一般的に、腕やお腹の筋肉よりも、足の筋肉のほうが老化が早い傾向があります。特に、太ももの筋肉の一部である大腿四頭筋の衰えには要注意。体の中でもっとも大きい筋肉ですが、衰えるスピードは1番と言われています。普段から大活躍している筋肉なので、大腿四頭筋の筋肉量が減ると日常生活に支障が出ることも。
基礎代謝が落ち、体型がくずれやすく
筋肉量が落ちると、日常生活の動きに支障が出るだけでなく、体型にも変化が出始めます。筋肉量と密接な関係にあるのが、基礎代謝量です。基礎代謝量の約2割は、筋肉によるエネルギー消費と言われ、筋肉量が落ちることで基礎代謝量も減ってしまいます。すると、脂肪の燃焼もはかどらなくなるため、結果的にボディラインを崩すことに。筋肉量の減少が、ぶよぶよとたるんだ体を作り上げてしまうのです。
20代後半からバストのボリュームがダウン
女性の体の中でも、特にたるみが目立つ部分がバストです。10代から成長し続けた体は、20代でもっとも美しい状態となります。バストも同様で、20代前半のうちはきれいな形をキープできるでしょう。しかし、バストには筋肉がないため、年齢とともにハリがなくなっていくのは避けられません。初期段階では、上胸のボリュームが落ち始め、それから徐々にバストが下向きに垂れていきます。一度形が変化したら、バストの形は元には戻りません。
20代のバストが垂れる原因
バストの形がくずれてしまう原因は、加齢による体の変化によるものです。バスト部分は乳腺と脂肪、クーパー靭帯というもので形成されており、中でも乳腺は年齢とともに衰えていきます。そのためハリのあったバストが、徐々に脂肪の割合が多いバストへと変わり、重さを増していくのです。そのうえ、揺れることでバストにかかる重力が大きくなり、バストを支えているクーパー靭帯が伸びることに。バストの土台がもろくなると、きれいなバストラインを維持できなくなってしまいます。
ヒップのメリハリが徐々になくなる
バストと同様に、ヒップのたるみも年齢とともに気になる部分です。20代前半ではあまり気にならないかもしれませんが、きれいのピークを過ぎると、あとは老化していくだけ。つまり20代は、もっとも体がきれいな時期でもあり、体の折り返し地点でもあるのです。ヒップの場合は、徐々に下部が垂れ始め、丸みのない四角い形へと変化します。じつは、「お腹よりもヒップのほうが気になる」という女性も多く、ヒップのたるみは女性たちの悩みの種です。
20代のヒップが垂れる原因
ヒップのたるみは、20代でも油断できません。デスクワークが多く、長時間イスに座りっぱなしの人は、ヒップがたるみやすくなっています。原因はヒップの筋肉を動かさないこと。座り過ぎは、年齢以上の体を作り上げてしまうのです。たとえば、長時間イスに座り続けるほか、足を組んだり正座が多かったりする人は要注意。丸みのない、平らに潰れたヒップになる可能性が高いです。加えて骨盤の開きも大きくなるので、ヒップのたるみが加速していくでしょう。
将来のボディラインのために「20代」でできること
これからの体型の基礎になる20代。20代の半ばを過ぎたらお肌のスキンケアを考え始めるように、25歳前後になったら、ボディケアも考えてみて。そんな時期だからこそ、自分に合ったサイズの下着を身につけることでバストやウエスト、ヒップのメリハリを出し、体型をよりきれいにキープすることができます。この時から補正下着などでケアするのがおすすめですよ。この先、30代、40代と美しいボディラインをキープするためにも、今からできることを少しずつしていきましょう。