贅肉に落ちる順番ってあるの?
理想のボディラインのために知っておくべき知識
ダイエットをする際、お腹の贅肉を落としたいのに、その前に胸が痩せてしまったという経験を持っている人もいるのでは?贅肉の落ちる順番や、部分痩せについて解説しています。
贅肉の落ちる順番が知りたい
贅肉に落ちる順番というものはあるのでしょうか。結論から言うとあります。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、内臓脂肪のほうが落ちやすいといわれています。
また、脂肪がつくときには、人間の生存本能に基づき、体の守るべきところからついていくのだとか。内蔵を守るためにお腹周りに脂肪がつき、その後、お尻や胸などについていくと、今度は頭部を守るため、顔周りについていって、太ももや腕、ふくらはぎ、手首、足首につく、というような順番です。痩せるときにはこの反対から痩せていくといわれています。
まず内臓脂肪が落ち、続いて皮下脂肪が落ちていきます。手首・足首→ふくらはぎ→腕→太もも→顔周り→お尻・胸→お腹の順に贅肉が落ちていきます。お腹の贅肉を落としたいと思っても、残念ながらお腹は最後になってしまうんですね。けれども、お腹の贅肉が落ちる頃には、腕も足もお尻も顔もすっきりしているということになり、全体的なダイエットができます。
部分痩せはできるの?
胸は落とさずお腹まわりだけをスッキリさせたい。ショートパンツやノースリーブをかっこよく着たいので、とりあえず二の腕と太ももだけ痩せたいなど、部分痩せしたいと考える人もたくさんいるのではないでしょうか。一般的に、ダイエットというのは、全体的に痩せることを目的としているので、一カ所だけ痩せるというのは難しいといわれています。
また、先に説明したように、痩せていく順番があるため、お腹のぜい肉を落とそうと思っても、その前に太ももやお尻などの贅肉が落ちていくので、結果として全体的に痩せていくことになります。部分痩せというのはできなくても、太ももや二の腕のむくみを解消したり、エクササイズで引き締めたり、お尻や胸のラインを引き上げることで、その部分だけを痩せたように見せることは可能です。
部分的にスッキリ見せる優秀なアイテムとは
部分痩せなどのダイエット以外にも、部分ごとで、簡単に痩せたように見せる方法もあります。即効性を求める方にピッタリなアイテムは、「補正下着」。
着けるだけで、ガラリと体のシルエットが変わります。年齢を重ねていく度に崩れていくボディラインをキープするためにも、補正下着は効果的なアイテムです。実際に、補正下着を着用していた方とそうでない方とでは、体のラインの崩れ方が違うんだとか。いつまでも、若々しく美しいボディラインでいるために、補正下着を取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
今回、初めての補正下着を着用するレフレッシ編集部員が、フィッティングサロンでの無料相談&試着を体験レポートしました。ぜひチェックしてみてください。
落とす前に内臓脂肪か皮下脂肪を見極めよう
内臓脂肪について知ろう
お腹周りの脂肪は内臓脂肪かも
胸の骨である肋骨の下から腰にある腰椎の間がお腹、つまり腹部です。腹部の外側は皮膚と筋肉のみで、内側には内臓が収まっています。この外側の筋肉と内臓には隙間があるのですが、内臓の周りについた脂肪が内臓脂肪と呼ばれるものです。内臓脂肪が増えると腹部が膨らむことから、内臓脂肪による肥満を「リンゴ型肥満」ともいいます。
内臓脂肪の落とし方
内臓脂肪は、食生活の偏りが原因とされており、運動不足で蓄積されてしまう皮下脂肪と比較すると、落としやすいとされています。お腹周りが気になる方は、食生活やお酒、タバコなどの摂取量を見直してみましょう。特に、食物繊維が多い野菜や豆類、海藻類、キノコ類を積極的に取り入れ、炭水化物を抑えた食生活が効果的とされています。また、30分程度のウォーキングやジョギングといった有酸素運動が内臓脂肪の燃焼に効果的です。
皮下脂肪について知ろう
皮下脂肪は下半身を中心につきやすい
皮下脂肪はその名のとおり皮膚の下にある蓄えられた脂肪です。食事で摂取したものの、運動や日常生活で消費できなかったカロリーが脂肪に変わることで蓄積されていきます。全身の皮膚には少なからず皮下脂肪がありますが、男性よりも女性が蓄積されやすいとされています。また、お尻や太ももなど下半身につきやすいため、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
皮下脂肪の落とし方
皮下脂肪がつく原因は、「過剰なカロリー摂取」と「運動不足」の二つがあげられます。つまり、皮下脂肪による肥満を解消するには、適切なカロリー量の食事を心がけることと、脂肪を燃焼するだけの運動がポイントです。食生活は毎食のカロリー量を意識し、脂肪や糖質が多いものを控えたメニューがおすすめ。また運動は、皮下脂肪の燃焼効果を得られるように、ジョギングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動を30~60分以上行いましょう。基礎代謝をアップさせる筋肉トレーニングもおすすめです。
脂肪のつきやすさは年齢によって異なる
女性は年齢によってホルモン分泌量が変化し、体型も影響を受けることに。特に30代では成長ホルモンの分泌量が低下し基礎代謝が落ちるため、皮下脂肪がつきやすくなります。40代になると女性ホルモンが不安定になり、内臓脂肪がつきやすくなるのです。